前回に引き続き
の第2回を解説していきます!
改めまして我が家の現状を参考までに記載しておきます。
~目次~
第1回 ハウスメーカー、工務店の決め方と値切り方
・まずは住宅展示場へ
・工務店に決めた理由と金額
・相見積もりからの値切り
第2回-1 必要な耐震等級は?
・耐震等級とは
・高層マンションと戸建ての違いは?
・売却前提ならば耐震等級3級
第2回-2 控除、補助金制度
・住宅ローン控除
・住まいの給付金
・各行政の補助金
第3回-1 返済方法
・元利均等、元金均等返済とは
・ネット銀行は低金利
・ライフプランニングを立てて現状および将来を把握
第3回-2 エコノミスイッチ的返済プラン
第2回-1 必要な耐震等級は?
耐震等級とは
耐震等級とは、住宅性能表示制度および耐震診断により、建物がどの程度の地震に耐えられるかを示す判断基準です。建築基準法の耐震基準を満たせば「等級1」、等級1の1.25倍の強度を有するものを「等級2」、等級1の1.5倍の強度を有するものを「等級3」となります。
等級1では、震度5程度の地震で損傷しない、震度7程度の地震で倒壊、崩壊しないとなっています。
強度が1.25倍、1.5倍になったからといって、震度7程度の地震がきた場合、その倍率分建物が倒壊、崩壊しなくなるかというとそうではありません。
この辺は難しいので、そういうものか と思っていただければと思います。
覚えていただきたいのは、建築基準法を満たせば「等級1」ということです。
高層マンションと戸建ての違い
住宅展示場に行った際によく掲げられているのが「耐震等級3確保!」だと思います。最近はZEHも多いですね。
ですが先述した通り、建築基準法的には「等級1」でいいんです。どこまでリスク許容できるか、というのは保険や投資に似ているところがありますね。
ちなみに大手不動産、○村や△友の高層マンションは大体「等級1」で設計をしています。
等級2は希だと思いますし、等級3なんてとっとは見たことがありません。
統計的にいうと震度7がくる確率は500年に一度です。
ですが東南海沖地震や首都直下型地震が30年以内に来る確率が高いと言われているので対象地域の方は考慮した方がいいかもしれません。戸建てだと等級3にするくらいしかないかもですが。。
耐震等級は耐力壁(地震を負担する壁)の量で概ね決まります(他にも判断項目ありますが)。
戸建ての場合、壁の配置が出来ない大きな吹き抜けや大空間のLDKがない限り等級3は満足する確率は高いです。
我が家の最終的な耐震等級は等級3でした。
要らなくても戸建てなら等級2以上は基本満足すると工務店に言われました(笑)
ちなみに津波は耐震設計上計算はしません。
建物としては対策は難しいので保険で対応しないといけません。
耐震等級3のメリット
耐震等級3のメリットは耐震性能以外に下記となります。
① 固定資産税が最大5年間半額。
② 住宅ローンの控除額が5000万円の1%まで拡大。(通常4000万円)
③ 住宅ローンのフラット35は10年間の金利が安くなるフラット35S-Aの利用可能
④ 地震保険が安くなる
⑤ 売却するなら良い謳い文句
※我が家は手放さないので深く調べていません。
第2回-2 控除・補助金制度
住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)
10年間、年末時のローン残高の1%が減税されます(2020年中に住宅ローンを組めば13年間)。
(例)3000万円残高があるなら30万円分減税となります(所得税+住民税の払う額が30万円減ります)。
すまい給付金
建物を購入した際、年収によって貰える額は変わりますが、最大で30万円給付されるというもの。
この制度は上記住宅ローン控除にて収入が低く、満額で控除を受けられなかった世帯のために設けられたものです。
住宅ローン控除ほどインパクトはありませんが、貰えるものはもらいましょう!
各行政の制度
県や市町村毎に補助金の制度が設けられているところがあります。
旧耐震基準で建てられ、耐震診断の結果、倒壊の恐れがあると診断された場合、建物の建替時に補助金がでます。
ちなみに適用期間や耐震診断が必要なので予め申請した方がいいと思います!
行政が絡むとなにかと時間がかかります。。。
子どもが3人以上いる世帯に補助が出るというものもありました。
調べてみると色々出てくるかもしれません。
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以上、第2回 耐震等級、控除、補助金制度については以上になります。
それではまた次回!
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